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『 NHK大河ドラマべらぼう 腎虚 「第18話見徳は一炊夢」 』

今回は五臓六腑でいう「腎」の働きが低下した、腎虚(じんきょ)について、ご紹介いたします。

私は日曜日の夜8時放送のNHK大河ドラマ「べらぼう」を録画して見ています。

先週放送の第18話「歌麿よ、見徳(みるがとく)は一炊夢(いっすいのゆめ)」の放送で思わず、食事中の箸の動きが止まりました。

尾美としのりさん演じる平沢常冨(ひらさわ つねとみ)は、出羽国久保田藩(現在の秋田県)の藩士で、朋誠堂喜三二(ほうせいどう きさんじ)と云うペンネーム・戯号で、第18話のタイトルの「見徳(みるがとく)は一炊夢(いっすいのゆめ)」の作者です。夢と現実が交差する物語になっております。

平沢常冨は「宝暦の色男」の異名を持ち、吉原に出入りすることが多いのですが、腎虚になって、「筆は進まない→大蛇が部屋中駆け巡る夢を見る→薬師(くすし)から煎じ薬をもらって元気になる」といった描写がありました。

 

この腎虚とは、最近話題の八味地黄丸とも関連しています。

漢方での腎とは、泌尿生殖系と一部神経系、造血系、内分泌(ホルモン)系の機能をまとめたものを指します。

腎機能の低下を腎虚といい、代表的な症状は次の9種類挙げることが出来ます。

・インポテンツ、不妊、月経トラブルなど生殖機能

・老化や発育不良

・頻尿、尿漏れ、口の渇きなど水分代謝の調節

・疲れやすい、無気力など生命力、精力の貯蔵

・白髪や抜け毛など、髪の毛のトラブル

・耳鳴りや聴力の低下

・骨粗しょう症、骨折しやすい、歯のトラブルなどカルシウム代謝

・物忘れ、注意力散漫など脳や骨髄の働きの低下

・足腰の痛み、足腰の衰弱(すぐ腰掛けたくなる)

このような腎の機能低下に対して、改善してくれるのが補腎薬(ほじんやく)で、

代表的な漢方薬を2種類、ご紹介いたします。

 

1つ目は、海馬補腎丸(かいばほじんがん)

海馬は脳の海馬ではなく、動物生薬のタツノオトシゴのことで、名前からして腎の働きを補う「補腎」と書きます。

鹿の角である鹿茸(ろくじょう)の他、薬用ニンジン、ナス科のクコシ、マメ科の黄耆(おうぎ)など高貴な動物性生薬・植物性生薬が19種類配合されており、台湾の方をはじめ中国の方、アジアの中華系の方に人気でお土産として購入される方も多いです。

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240丸入り 9.900円

 

2つ目は、八味地黄丸です。

動物性生薬は入っておらず、桂皮(シナモン)・ボタン科の牡丹皮、サルノコシカケ科の茯苓など8種類の植物性生薬が配合されています。

同じ八味地黄丸でも製造元によって各生薬の配合量や産地の違いにより、服用数量や効き目も違ってきます。

すでに八味地黄丸をお飲みの方は、一度飲み比べてみてください。

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1800丸(30日分)  5.500円

3個セット(90日分) 13.200円(お得です)

皆さんの周りの40歳代を過ぎた方で、疲れたり冷えたりすると頻尿になる方、足腰の痛みやしびれが気になる方、耳鳴り・聴力の低下など気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ阪本漢方堂を教えてあげてくださいね。

相談のできる薬局 阪本漢方堂

表示価格:令和7年5月現在消費税込み

 

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