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「寝汗の漢方 玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」

皆さん、こんにちは。阪本漢方堂です。

京都市内でも気温30℃超えの真夏日がやってきました。

最高気温が25℃以上を夏日、30℃以上を真夏日、35℃以上を猛暑日、40℃以上を酷暑日(日本気象協会が命名)と呼ぶようですが、今年の夏の暑さは、どのようになるのでしょうか?

 

よく店頭でも「環境の変化に淘汰されないように」「環境の変化に対応できる身体つくりを普段から目指しましょう」とお伝えしています。

例えば、夏場でも湯ぶねに入ったり運動することで汗をかいたりすることで、皮膚の血流を増やし、汗をかくことで熱放散をしやすくし(*1)暑さに耐えうる身体つくりをおすすめしています。

 

しかし汗かきの人にとっては、つらい季節です。

人と会っていても、顔や頭から流れる汗をかくのは嫌なものです。

 

そこで今回は汗について、特に「寝汗と漢方」について取り上げてみましょう。

 

「夜中にパジャマを着替えるくらい汗をかく」「朝起きたらシーツが濡れるくらい汗が出ていた」「風邪で発熱しているわけでもないのに寝汗をかいてしまう」などのお悩みをお聞きすることがあります。涼感シーツなどの寝具や、寝る環境を工夫してもダメとの話も伺います。

 

原因として考えられることは、複数挙げることができます。

・ホルモンバランス系や代謝系のトラブルとして、甲状腺の病気(*2)、更年期障害、糖尿病、肥満など

炎症性のトラブルとして、感染症や血液の病気(*3)、自己免疫疾患

・その他に自律神経系のトラブルや睡眠時無呼吸症候群をはじめとした睡眠に関連したトラブル、逆流性食道炎、神経障害(*4)、服用中の治療薬によるものなど挙げられます。

 

 

漢方の世界でも複数の治療のアプローチができます。

漢方の考え方では、皮膚表面にはと云うエネルギー(*5)が流れており、汗の腺を閉じたり開いたりすることで体温調整などにより、体の表面をガードしていると考えます。

 

これからご紹介する漢方薬は、気:エネルギー(*5)が不足した方に用います。

この気(エネルギー)が不足すると汗をかきやくなるだけでなく、寒さの刺激に対する防衛力が落ちてしまい、風邪をひきやすくなったり、なかなか治らずに長引いたりします。

温度変化にも順応しにくいため、少しの温度変化でくしゃみ、鼻水なども出やすくなります。

そのようなタイプの方に用いる漢方薬「玉屛風散」がおすすめです。

配合されているのはマメ科の黄耆(おうぎ)とキク科の白朮(びゃくじゅつ)、セリ科の防風(ぼうふう)の3種類です。

 

飲みやすい顆粒タイプで、1箱90包入り9900円です。

少量から始められたい方は5日分からご用意も致します。

 

皆さんの周りに、汗のトラブルの他、夜寝ていても疲れを翌日に持ち越してしまうような疲労倦怠感のお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

 

表示価格:令和7年5月現在税込価格

*1暑熱順化 *2甲状腺機能亢進症 *3悪性腫瘍

*4胸部交感神経切除後はじめ神経障害 *5衛気:えき

 

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