ドライアイ

目次

1:ドライアイとは

涙液の量や質の異常により角膜保護作用が低下して、角膜障害が起こり、眼不快感や視機能異常をきたす疾患

2:ドライアイの症状

・目がゴロゴロする
・目が乾燥した感じがする
・目がかすむ
・目が疲れる
・充血する
・目が痛い
・視力の低下など

10秒間瞬きをせずに目を開けておくこと出来ますか?
ドライアイかもしれません。

3:ドライアイの原因

・長時間のモニター作業
・コンタクトレンズの使用
・ストレス
・その他の病気(例えばシェーグレン症候群・スティーブンス・ジョンソン症候群など)
・角膜移植など目の手術
・服用している薬の副作用

一般的なコンタクトレンズの長期装着、夜型の生活、食生活の変化、運動不足といったライフスタイルに加え、テレビやパソコン、スマホ画面などのモニターを見続ける生活により、瞬き回数が少なくなって目が乾きやすくなり、涙の量が減ってしまう傾向にあることも指摘されています。

涙を作り出す働きは、リラックスしている時の副交感神経に出やすく、逆の交感神経が勝っている状態では涙の作り出す働きが弱まります。現代人の私たちには様々なストレスによって、涙の作り出す働きが押さえつけられているのではないかと云う考え方もあります。

ミネラルの代表選手のカルシウムは、自律神経のバランスを整えるといった働きに加え、眼球を包んでいる「角膜」や「強膜」の働きを助ける作用もあるため、ここが弱ることで眼球が変形して屈折異常やドライアイのなど眼精疲労の大きな原因につながってくるとも言われています。

4:紫外線と眼

紫外線による眼のトラブルについてご紹介致しましょう。
紫外線は一年で5月が最も強く、特に近年の厳しい暑さの中、屋外で部活動をして帰宅して来られる子供さん達や、屋外で仕事をしておられた方が、目を真っ赤に充血して帰ってくることも多いのではないでしょうか?
これは砂ほこりだけでなく、紫外線による炎症も考えられます。
目の角膜が炎症を起こしている可能性が有ります。

紫外線といえば、女性が特に気になるのは「しみ」ではないでしょうか?
日光に当たると、表皮の基底層にある色素細胞メラノサイトの働きによってメラニン色素が作られます。このメラニン色素が紫外線を吸収し体の細胞や組織を守ってくれます。
そう考えると、日光の紫外線から体を守る対策の一つと云えます。
また通常ならこのメラニン色素は時間の経過の中、角質細胞と共に剥がれることで肌の色も元に戻っていきます。ところが皮膚の新陳代謝のリズムが乱れてしまい、このメラニン色素が皮膚内部に残るとシミの元になります。
紫外線の害はシミ・ソバカスだけではありません。紫外線を浴び過ぎると、活性酸素を発生させてしまい皮膚細胞の遺伝子を傷つけるなどの害が生じ、悪い方へ進むと皮膚癌の要因にもなります。

紫外線の皮膚への害を予防するため日焼け止めを塗りますが
実は日焼け止めを塗っていても防ぐことが出来ない有害な光、青色光が有ります。
青色光は最近ではパソコンやスマートフォンなどの液晶画面から出ることで名前を聞いたことが有る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは液晶画面だけでなくLEDや蛍光灯などの可視光線にも含まれており、太陽の光の紫外線に近い波長を持つ特徴が有ります。
この青色光は日焼け止めを塗っていても肌を通過しながらストレスを皮膚や眼に与えます。

5:ドライアイにおススメの商品・生薬

<漢方生薬配合目薬>
漢方専門店がおすすめする目薬・点眼薬です。
用いられるのは、大峰山の陀羅尼助の主成分でもあるミカン科の黄柏(オウバク)やキンポウゲ科の黄連(オウレン)から抽出された成分と、マメ科の甘草(カンゾウ)から抽出された成分が配合された特徴ある目薬です。
その他に角膜の保護成分のコンドロイチン硫酸ナトリウム、それにアレルギー症状を緩和する成分などが配合された、透明な黄色の目薬で、新・黄珠目薬(シン・オウジュメグスリ)と云います。知る人ぞ知る目薬です。

この眼薬は次のような症状でお困りの方におすすめです。
目の疲れ、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多い時など)、それに結膜の充血、(ほこりが目に入ったときなど)眼病予防、まぶたのただれ などでお悩みの方におすすめです。
目薬を差した後のスーッと沁みる感じが無いのでおすすめです。
「この目薬がよく効くのよ~」と、評判の良い目薬です。

八つ目鰻は「目のビタミン」と云われる天然ビタミンAが他の食品と比べると多いので、パソコンをよく用いる方、受験勉強されている方、よく車の運転をなさる方などの目を酷使する方に最適です。この八つ目鰻のキモ油は、小さな黄色に粒で、昔でいう肝油みたいなイメージです。
飲み方は1日3回、1回2粒を食後服用お勧めします。
目の乾燥感や、暗くなってくると新聞や本が読みづらいなど夜盲症(とり目)にもよく効きます。

ルテインはホウレンソウやブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれているカロテノイドの一種で抗酸化作用があり紫外線の害から目や皮膚を守ってくれます。植物に含まれる機能性成分なのでフィトケミカルです。

これは紫外線による活性酸素から、細胞を守ったり、皮膚の水分量や脂質の量のバランスを整えたりする働きがあるからです。そもそもルテインは目の水晶体や黄斑部に存在しており、ルテインが不足することで加齢性黄斑変性症や白内障などの加齢による目の疾患のリスクが高まることが指摘されています。
ただ私達の体の中ではルテインを作り出すことが出来ず、食事をはじめ口から取り入れる必要が有ります。

ルテイン含有のサプリメントは医薬品ではありません。それゆえ内容成分も、製造所も間違いのない製品を吟味して、お飲みになるのがいいでしょう。

阪本漢方堂で取り扱っているのは、ブルーベリーの野生種であるビルベリーや、マリーゴールドの花から抽出したルテイン、
ブルーベリーの3~4倍のアントシアニンやブルーベリーには含まれない眼に良い成分を含むカシスアントシアニン
ビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍の抗酸化作用があると云われるサケやイクラに含まれる赤い色素のアスタキサンチンなどが配合された、粒タイプの商品です。

カシスアントシアニンやアスタキサンチンには眼の筋肉のコリをほぐし眼の疲労感軽減の報告もあります。

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キク科のキクの花(頭状花)を生薬名として菊花(キッカ・キクカ)と云います。小さなかわいい蕾で、視力の低下や炎症を抑えるのに用いられます。
その働きから漢方薬の杞菊妙見丸(コギクミョウケンガン)と云う丸薬や顆粒タイプに配合されています。

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カエデ科のメグスリノキの樹皮や小枝を用います。民間薬として目に良いとされ、地方によっては「千里眼の薬」とも云われます。
普段のお茶代わりとしてこれらをお茶代わりとして飲まれるのもいいでしょう。

漢方の考え方としては、「一に養生、二に薬」ですから普段の養生が大切です。目のお悩みの種類にもよりますが、喫煙や肉食が多い生活よりは、禁煙をして魚やお野菜中心の生活がおすすめです。

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