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「免疫と白血球の仲間達」

皆さん、おはようございます。

京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。

今朝は「免疫と白血球の仲間」についてみてみましょう?

 

免疫とはなんでしょうか?

免疫とは身体の中の異物を排除すること。免疫とは私達の身体を外敵から守る防衛機構です。

私達を取り巻く環境には、様々なウィルスだけなく、細菌やカビ、寄生虫と云った外敵が多数存在しています。

免疫とはこのような外敵から身体を守る仕組みのことで、体内に侵入してきた異物を排除することです。

 

2段構えで戦い活躍してくれる免疫細胞である白血球たちを紹介しましょう。

まず、外敵の侵入をいち早く発見し、攻撃してくれる白血球の仲間達。(*1)

次に外敵の情報を記憶し、様々な手段で攻撃する白血球の仲間達です。(*2)

最初に現場に駆け付けた白血球の仲間達は、侵入してきた外敵をバクバク食べてやっつけてくれます。それと同時に侵入者の情報収集と伝達を行います。

伝えられた情報によって、白血球の仲間をパワーアップや招集する情報を出します。

過去にも侵入し対処した外敵か否かの分析、判断を行います。

例えば過去に侵入した記憶のあるウィルスなら、対応出来る抗体と呼ばれるミサイルを発射しますし、初めての姿形なら対応出来るミサイルの製造にかかります。これには時間を要します。

抗体に邪魔をして細胞膜表面のタンパク質にウィルスが結合出来なくすれば勝ちです。

細胞に入れずにいるうちに、白血球の仲間に食べられてかたづけられてしまいます。

 

しかしウィルスが結合できる細胞膜表面のタンパク質を見つけ出し、結合し細胞内に侵入した場合には、どうなるのでしょうか?

ウィルス感性細胞になった細胞ごと、白血球の仲間(*3)がやっつけてしまいます。(*4)これら一連の攻撃や排除を行う際は炎症が生じます。

そして外敵の排除が出来たら、炎症を鎮め一連の免疫反応を抑えて終了です。

よく出来た私達の身体を外敵から守る防衛機構です。完璧です。

 

しかし困ったことに、免疫も老化します。

免疫細胞の質の低下と、免疫細胞の学校が小さくなるからです。(*5)

 

これは、最初に現場に駆け付け侵入してきた外敵をバクバク食べてやっつけてくれ、侵入者の情報収集と伝達能力も低下する点が挙げられます。

 

また加齢に伴い、骨が弱くなる。骨粗しょう症や骨折のリスク増加の話だけでなく、これら白血球の仲間達は骨(骨髄)で作られていますので、健康な丈夫な骨を維持することも大切です。

また骨で生まれた白血球の仲間の一部は、胸にある胸腺と呼ばれる学校で、自分の正常な細胞を外敵侵入者と勘違いして攻撃することなきよう学びます。(*6)

しかし加齢により、この学校の大きさが20歳代と比べ40歳代で約半分、70歳代で1割以下へと小さくなります。

これらが重なり、過去に感染したウィルス、細菌、病原菌などが再度侵入した際に活躍する免疫の機能低下につながります。

 

最後にお知らせです。

現在阪本漢方堂では、吸収しやすいカルシウム「電解カルシウム」3本入りを購入の方に小瓶3本(1320円相当)をお付けするキャンペーンを今月8月4日(水)より行います。

用意した小瓶が無くなり次第終了致します。

電解カルシウムを以前飲まれていた方、栄養補給を目的としたカルシウムの補給や子供さんのカルシウムの補給に関心の有る方が、皆さんの周りに、いらっしゃいましたら是非教えてくださいね。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

 

 

 

*1 樹状細胞、マクロファージ、好中球、(NK細胞)

*2 キラーT細胞、B細胞

*3 キラーT細胞 NK細胞

*4 細胞性免疫

*5 胸腺の萎縮

*6 自己・非自己の認識

 

 

 

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