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「今年の干支「酉年」にちなんで①」~鶏肝丸・卵油・卵油球~

2017/01/15 放送

今朝は、今年の干支「酉」にちなんだ話題から。

皆さんは鳥料理は、お好きですか?

鶏肉は子供から大人までお好きな方が多いですね。鳥の唐揚げ(フライドチキン)、焼き鳥、鶏の水炊き、韓国料理の参鶏湯(サンゲタン)などなど

鶏のお肉の種類もブロイラーだけでなく、より肉質が硬めで旨味のある地鶏が各地で育てられています。

 

さてそのようなことで今朝は、もう少し「鶏が私達の健康にどのように役立っているのか?」についてみてみましょう。

 

プリプリした食感の鶏冠(とさか)ですが、これを原料として思わぬところで役立っているのです。それは何かと申しますと、美容や足腰の関節に必要とされるヒアルロン酸の原料として、役に立っているのです。

他に乳酸菌から発酵によって得られるヒアルロン酸も有ります。

調べてみると皆さんお使いのヒアルロン酸も鶏の鶏冠が原料かもしれませんね。

他に鶏の卵が、インフルエンザのワクチンの製造に役立ってもいるのです。

 

漢方の世界では、鶏はどのように活躍しているのでしょうか?

用いられる部位は、肝臓・胃・卵です。

 

まず、鶏の肝臓と云うと、甘辛く炊いたキモや焼き鳥をイメージしますが、漢方ではこれを鶏肝(ケイカン)と呼びます。

山芋の山薬(サンヤク)と併せて作る鶏肝丸(ケイカンガン)の処方に用います。この漢方薬は夜盲症(とり目)や虚弱体質の方に用います。

 

次に鶏の胃ですが、胃である砂嚢の内膜を、鶏内金(ケイナイキン)と呼びます。

胆石・尿路結石や、消化不良・悪心・嘔吐・お腹の張りに用います。

これも珍しい生薬です。なかなか見られることは無いと思います。

 

最後に卵(鶏卵)です。

卵は必須アミノ酸がバランス良く含まれており、栄養価の高い食材です。特に卵の黄身には含まれる鉄分が豊富で、野菜に含まれる鉄分より吸収し易いのが特徴です。

 

その他に鶏の黄身は、タンパク質や脂質を多く含んでいます。

その中でもリン脂質であるレシチンを豊富に含んでいます。

このレシチンは動脈硬化の予防をしてくれます。

 

この黄身、つまり卵黄から作られた商品は昔から民間療法で有名な卵油と云うものがあります。卵油について御紹介しましょう。

 

通称「赤本」と云われる「家庭における実際的看護の秘訣」築田(ツクダ)多吉著に、赤本記載の妙薬と紹介されています。

作り方は、卵の黄身が焼けるまで炒り続けていると黒い液状の油が出てきます。

この油(卵油)を濾過して用います。

それゆえ、この油は卵とは別物になります。先に御紹介しましたレシチンの含有量もより多くなります。

著作当時は飲んで(内服用)滋養強壮薬として、また塗って(外用として)痔・やけど・傷に効果があると記されています。ただ問題はご家庭で作る際に臭いの問題があります。

しかし医薬品扱いから離れた現在でも民間療法として、心臓が弱い方の予防食として、また普段の健康維持の為に液タイプの卵油や、粒タイプの飲み易い卵油球(きゅう)を毎日少量ずつ飲み続けている方が多いのも特徴です。

卵油(らんゆ)30g入り

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卵油球は240球入り約40日分です。

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阪本漢方堂

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