皆さん、おはようございます。

今回は「花粉症と漢方パート２：麗沢通気湯加辛夷（レイタクツウキトウカシンイ）＆生薬配合目薬」について取り上げてみましょう。

阪本漢方堂をご利用の方にお尋ねすると、「卒業式当日は辛かったけど、もう今シーズンの花粉症のピークは既に済んだ」とおっしゃる方や、「例年のようにGW明けまで続きそう」と心配される方、「黄砂の多い日は特にダメ」とおっしゃる方など様々です。

市販のアレルギー性鼻炎薬が合わない方、眠くならない薬や口の渇かない薬をお望みの方、鼻が利かない（嗅覚のトラブルのある方）に、おススメしたい漢方薬：麗沢通気湯加辛夷（れいたくつうきとうかしんい）があります。

この漢方薬には、葛根湯にも使用される葛の根（葛根）や、ナツメの実（大棗：タイソウ）をはじめ、鼻のとおりを良くするセリ科の白芷（ビャクシ）やモクレン科の辛夷（シンイ）など１４種類の生薬が配合されています。

おススメしたい鼻のトラブルとして、

くしゃみが出る、水のような粘りのない鼻水、鼻づまりのある方。

朝起きると喉がイガイガする、痰がからむ方。

こめかみや、副鼻腔と呼ばれる眉毛の上の所や頬の痛みが有る方。

においが感じにくい、鼻が利かない方などのお悩みがあげられます。

ウィルスや花粉、黄砂、ホコリなどの侵入による風邪やアレルギー性鼻炎の他、肺呼吸器系や消化器系の機能低下が背景ある場合におススメしたい漢方薬です。

改めて、麗沢通気湯加辛夷は、鼻づまり・アレルギー性鼻炎・慢性鼻炎の他に、蓄膿症（副鼻腔炎）・嗅覚障害・嗅覚異常などに効能効果が認められています。

詳細はご相談の際にお尋ねくださいませ。

次にご紹介するのは、漢方専門店がおススメする生薬由来成分配合の点眼薬、新黄珠目薬（しんおうじゅめぐすり）です。

目の痒みだけでなく、花粉や黄砂が目に入っている感じがする、目のゴロゴロした感じを訴える方や

結膜の充血、目やにの多い時などのかすみ目、目の疲れなどでお困りの方におススメです。

ミカン科の黄柏（オウバク）やキンポウゲ科の黄連（オウレン）から抽出した成分と、マメ科の甘草から抽出した成分が配合された特徴ある目薬です。

現在ご使用中の目薬がなくなったら、一度お試しくださいませ。

新黄珠目薬は１５ｍｌ入りで、１３２０円です。

花粉症対策として洗濯物を部屋干しにすると共に、症状が出なくなった後も、来シーズン症状が出ないように、飲んで身体の中から体質改善をなさることを提案しています。

皆さんの周りに、生薬由来の目薬を探している方、花粉症、アレルギー性鼻炎をはじめ、目や鼻のトラブルでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてくださいね。

お知らせ：明日、明後日の２日間は、四条新京極店本店の月に１度の定休日です。

５日（水）１０時より営業しておりますのでお気軽にご連絡くださいませ。

相談の出来る薬局　阪本漢方堂

価格表示：令和５年４月現在税込み