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「花粉症の時期にも、麗澤通気湯加辛夷」

皆さま、こんにちは。

今回は、「花粉症の季節 アレルギー性鼻炎麗澤通気湯加辛夷(れいたくつうきとうかしんい)

について取り上げてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝からくしゃみを連発する、鼻をかみ過ぎて赤く腫れて痛む、目のかゆみ、頭がボーとする

などの症状でお悩みの方、この季節よくお聞きします。

 

そもそもアレルギーの反応は、身体の外からやってくる異物に対して、また

他に気温や湿度の変化に対しても、過剰に反応してしまうことで発生します。

 

五臓六腑で云う「肺」は、呼吸、鼻、皮膚と関係しており、

漢方でも、防衛機能が異常に反応してアレルギー症状が起こると考えます。

ただし五臓はお互いに関係しあっているので、「気・血(けつ)・水(すい)」の

血(ち・けつ)や水(みず・すい)に関連する他の五臓も影響を与えています。

 

さてアレルギー性鼻炎・花粉症の症状を大きく2つのグループに分けてみましょう。

1つ目は、身体が冷えると悪化し、透明な鼻水がたれてくるサラサラ鼻水タイプ

2つ目は、身体を温めると悪化する、ネバネバした黄色い鼻水で、時に鼻がつまるタイプです。

 

1つ目のサラサラ鼻水タイプの方は、身体が冷えると悪化するので、

身体を冷やす飲食物(甘い物や陰性の食材)を控え、温める生薬の組み合わせの漢方薬を用います。(*1)

 

さて本日ご紹介する漢方薬:麗澤通気湯加辛夷は、五臓で云う「肺」を温め、バリアー機能の

「気」を補ってくれます

生姜、山椒の実、葛の根(葛根)、なつめ(大棗:たいそう)、セリ科の白芷(びゃくし)、マメ科の黄耆(おうぎ)など

14種類の生薬が配合されています。

 

この漢方薬は、初期のサラサラ鼻水の段階から、鼻づまりがひどくなってくる慢性期まで使用出来ます

他に蓄膿症(副鼻腔炎)や、鼻が利かなくなるトラブル、嗅覚障害・嗅覚異常にも使用します。

 

その他、皮膚のかゆみ、赤み、熱感など皮膚症状が悪化する方や、

鼻の症状より目の痒み、充血を訴える方もいらっしゃることと思います。

 

阪本漢方堂では、鼻の症状のタイプや、皮膚症状にあった漢方の提案をさせていただいております。

目の痒みや充血には、漢方生薬成分配合した点眼薬「新黄珠目薬」(15ml 1,320円)も取り扱っております。

 

 

 

 

 

最初にご紹介した「麗澤通気湯加辛夷」 は、顆粒タイプで、7日分(1日3回)3,570円です。

 

皆さんの周りに、花粉症や鼻の症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

表示価格:令和6年3月現在税込価格

*1 例:麻黄附子細辛湯

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