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「イチジクと漢方」

2017/09/10 放送

今朝はフルーツのお話から。さて問題です。今の時期スーパーやデパ地下の食品売り場にならぶフルーツで、実の皮が赤く、熟すとおしりが割れてくる特徴が有り、購入する際のポイントは、香りが強く皮にハリが有るタイプを選ぶのが良いフルーツとは何でしょうか?

答えはイチジク(いちじく)です。

今の時期、イチジクは旬を迎えおいしいですね。

そのまま生で頂く以外に、イチジクのジャムやケーキ・コンポート、おつまみとして干しイチジク、それに生ハムと一緒に食べてもおいしいですね。

今朝はイチジクについて取り上げてみましょう。

 

イチジクはクワ科の植物だとご存知でしたか?分類上クワ科イチジク属になります。

アラビア南部が原産地で、国内では愛知県や和歌山県や大阪府、そして地元京都(城陽)でも栽培・生産されています。

ちなみに他にクワ科の植物で言うと紙の原料になるコウゾ、子供の頃小学校でも飼った蚕のエサになるクワ、観葉植物で用いるインドゴムノキなどが挙げられます。

 

さてイチジクにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?

便通や整腸に役立つ食物繊維のペクチン、皮を剥く際に出る乳白色の汁にタンパク質の消化をよくする酵素フィシンが含まれていたり、視力に役立つアントシアニン系の色素が果肉の赤いところに含まれていたりします。

その他にもカリウムやカルシウムなどのミネラルやビタミンB群やビタミンCなどが含まれています。

 

さて漢方でもイチジクは使われているのでしょうか?

実は漢方でも使用されています。

イチジクはクワ科に属し、漢字で無花果(いちじく)と書いて、イチジクの実の生薬名を無花果(むかか)と呼びます。

これは煎じてお茶のようにして、喉の痛みや声がれ、便秘、痔や腫れ物に用います。

 

イチジクの葉を無花果葉(むかかよう)又は唐柿葉(とうがきよう)と呼びます。

お茶のように煎じて、血圧が高い場合に用いる他、お風呂に入浴剤の代わりとして痔や神経痛・婦人病に用います。

夏場暑くてシャワーで済ませていた方も、お風呂に湯をはって薬湯にしてみられるのも、お勧めです。

 

最後に、ご家庭でお孫さんとイチジクを召し上がる際に、「イチジクは体にも、このようにいいのよ!」と伝えてあげて下さいね。

 

阪本漢方堂ではイチジクの乾燥した果実である無花果(むかか)や、葉っぱの無花果葉(むかかよう)を扱っております。

なかなか他人には相談しにくい、知られたくない痔や腫れ物の相談に来られます。

実際、出産に伴い痔になる女性の方は多いのです。

 

ラジオをお聞きの皆さんの周りに女性男性問わず、痔や腫れ物でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。

お電話での問い合わせ、又は検索なさるなら検索キーワード「四条 阪本」にて阪本漢方堂のHPブログを、お調べ下さいませ。

 

阪本漢方堂

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