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「聴力低下&耳鳴りの漢方 滋腎通耳湯」

皆さん、こんにちは。

本日は父の日ですね。

年齢と共に段々耳が遠くなってきたお父さんに、また耳鳴りを気にするお父さんに漢方のプレゼントはいかがでしょうか?

今日は、耳のお悩み「聴力低下&耳鳴り」の漢方薬を取り上げてみましょう。

 

「耳鳴(じめい)診療ガイドライン」(*1)によりますと、日本人全体の10~15%に耳鳴りがあり、

65歳以上に限ると、約30%に耳鳴りがあるとのこと。

また耳鳴りを患う方の約9割は難聴(加齢による難聴、耳の病気からくる難聴他)を伴います。

 

そもそも耳の働きは2つあり、1つ目は聴覚。 音の振動を電気信号に変換する速度は、

光を受けて同じように電気信号に変換する速度より、1.000倍速いと云われています。(*2)

2つ目は、平衡感覚(上下方向・水平方向)。じっとしている時、動いている時でも感知する

センサーの働きです。(*3)

 

音は外から入り、空気が振動してできた波(*4)が鼓膜を振動させ、

次の小さな骨(*5)を増幅させ、次のカタツムリのような形の内耳に伝わり、その中の細胞(*6)や

そこから生える毛の束(*7)が音の振動を電気信号に変換し、神経を通じて脳に送られます。

しかし、加齢により骨同士をつなぐコラーゲンが硬くなることや、内耳の細胞数の減少や、

そこに生える毛の束(*7)の減少、またそれ以外の原因で今まで聞こえていた音が

聞こえにくくなる聴力低下や難聴が起こります。

また、脳は音が不足すると勝手に音を作り出し補おうとして、耳鳴りを作り出している可能性があります。

音の種類は個人差があり、金属音、蝉の鳴き声、冷蔵庫のような低い音があります。

また鳴っている場所も耳の中と云う方もいらっしゃれば、耳の外側、頭の中の方など様々です。

今回は、耳鳴りや聴力低下で用いる良い漢方薬、滋腎通耳湯(じじんつうじとう)をご紹介致しましょう。

 

構成されている10種類の生薬は、

血を補い、血を巡らせる組み合わせの、セリ科の当帰や川芎(センキュウ)、

ボタン科の地黄(ジオウ)や芍薬、気の巡りをよくするカヤツリグサ科の香附子(コウブシ)、

セリ科の白芷(ビャクシ)など。

五臓六腑で云う肝腎要の働きが悪くなり(*8)、身体の上部に熱が上って

気の巡りが悪くなっておきる耳鳴りや聴力の低下に用います。

 

飲み易い錠剤タイプや、顆粒タイプを扱っています。

ちなみに錠剤タイプは、315錠入(15日分目安で)5280円です。

 

耳鳴りは正直難しい病気で、長い年月患っている方の場合は1~2週間では

症状の改善は難しいことが多いです。

この方法なら継続できる、良くなれそうだと、ご自身で納得してから治療開始されることが大切です。

 

また、耳鳴りが気になって夜ぐっすり寝られない、耳鳴りがしんどくてイライラする、

気が沈んで抑うつ状態や不安感に襲われる場合には、

不眠の漢方や神経を安らげる漢方の併用もおススメして治療にあたります。

 

皆さんの周りに、年齢と共に段々と聴力が落ちてきた方や、耳鳴り、めまいでお悩みの方が

いらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

価格表示:令和6年6月現在税込価格

 

*1 2019年版  *2 聴覚の受容器  *3 平衡感覚の受容器

*4 音波      *5 耳小骨     *6 有毛細胞

*7 感覚毛     *8 肝腎陰虚

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