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「山茱萸と漢方薬」

皆さん、おはようございます。

京都市四条新京極入りの阪本漢方堂です。

今朝は春を告げる黄色い花、山茱萸(さんしゅゆ)にまつわる話から目に効く漢方薬について取り上げてみましょう。

 

山茱萸はミズキ科の落葉小高木で観賞用にも植えられています。中国や朝鮮半島が原産と云われ日本には江戸時代(享保年間)に渡ってきました。葉っぱが枝に生える前に黄金色の花を咲かせることから春黄金花と呼ばれたり、秋になるとグミのような赤色の実をつけ、その様子を海の珊瑚に例え秋珊瑚(あきさんご)と呼ばれたりします。

この赤い実が私共の漢方生薬の原料になるのです。

ちなみに葉っぱの上に花が咲く花筏(ハナイカダ)や、街路樹でも見かけるハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)も同じミズキ科の植物なのです。

 

漢方薬の原料として用いる場合には、赤い色のふっくらとした実を干しブドウ、レーズンのように乾燥させて用います。

薬膳料理の材料としても用いられ、山茱萸入り生ガキの炒め物(中華料理)を頂いたことがあります。また果実酒の梅酒と同じようにホワイトリカーに漬けて「山茱萸酒」として、滋養強壮目的の良い薬酒を作ることが出来ます。

漢方では、五臓で云う肝腎の働きを補い、滋養強壮の働きの他に、めまい、足腰の痛み、寝汗、男性の夜の元気がない場合など老化現象に用います。

 

この山茱萸を配合した漢方薬に六味地黄丸(ろくみじおうがん)があります。

名前の通り6種類の薬味、例えばヤマイモ科山薬(さんやく)、ボタン科牡丹皮(ぼたんぴ)、サルノコシカケ科の茯苓(ぶくりょう)、ゴマノハグサ科の地黄(じおう)、オモダカ科の沢瀉(たくしゃ)などが配合されています。

子供の発育不良に元来用いられてきました。それ以外に大人の場合、高齢になるなか、足腰の衰えを補い、五臓で云う腎の働きを補い、おしっこのトラブルや口の渇きを良くしてくれます。

そこで身体の機能の衰えによる目のトラブル、疲れ目、かすみ目、視力低下にお勧め出来る飲み易い顆粒タイプの漢方薬がございます。

先に紹介した山茱萸が配合された六味地黄丸に目に良い漢方生薬、ナス科のクコの実:枸杞子(くこし)と、キク科の薬用の菊の花:菊花(きっか)の2種類を追加した杞菊妙見顆粒(こぎくみょうけんかりゅう)です。

この2種類を加えることで目と密接な関係である「肝」系と「腎」系の働きを強めることで、疲れ目、かすみ目、視力低下を改善します。

東洋医学では、身体の疲れの中でも、特に五臓で云う「肝」の疲れは、目と関連することが大きいと考えます。

ストレスは眼精疲労を増します。これはストレスが溜まってくると「肝」が高ぶり、「肝」を傷つけ、「肝」と深くつながる目に及ぶために眼精疲労となるからです。

したがってその根本治療には点眼薬だけでは治りません。本来原因を作っている「肝」の治療が大事なのです。

さらに「腎」の衰えが「肝」に影響を及ぼすことから「腎」の力を高めることが大切なのです。

 

皆さんの周りに、次のような方はいらっしゃいませんか?

1.仕事でパソコンを使用する作業や、製品の検品作業、それに車の運転など目をよく使うことで、目がかすむ、疲れる方。

2.午後になると目が疲れ、ショボショボしてくる方

3.身体が疲れると視力が悪くなる方。

4.運転免許の更新時の視力検査が心配な方

 

そのような方には、阪本漢方堂ではどのような漢方薬の組み合わせをおススメしているのでしょうか?

本日紹介の山茱萸の配合された杞菊妙見顆粒と、以前にも紹介した八つ目鰻のキモの油(昔で云う肝油)の組み合わせをおススメしています。どちらも飲み方は顆粒タイプと粒タイプなので煎じる手間はいりません。

ちなみにお値段は杞菊妙見顆粒45包入り15日分(税込)4950円、八つ目鰻のキモの油は100球入り約16日分(税込)1320円です。

 

皆さんの周りに、目のトラブルでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。山茱萸にちなんだ目の漢方薬のお話でした。

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

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