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「あの~初めてで言いにくいのですが、お尻のことで悩んでいます。痔の塗り薬、取り扱いありますか?」と、60歳代女性、イボ痔のお悩み相談でご来店くださいました。
四条新京極の入り口と千本通一条上るにお店があることは以前から知っていたが、実際お店に入ったのは初めてとのことでした。
出産に伴い痔を患った経験があるが、今年に入り1月からお尻の辛さを意識するようになり、はじめは押し込むと入っていたイボ痔が、今では出たままで押し込んでも入らず長時間座り仕事をしている時に、痛みを感じるようになってきた。また便秘傾向で肛門が切れて痛み、時に出血するとのこと。
色々と話を伺っていると、もともと胃下垂で手足が冷えるタイプ、十二指腸のポリープの治療をしてから体重が少しずつ減ってきているとのことでした。
漢方の提案として身体を温め、肛門付近の細い血管の血流をよくすると共に、内臓下垂の傾向と消化吸収する働きを助ける生薬の組み合わせを考えます。
例えば風船を浮かばせるヘリウムガス(空気・気)が抜けてくると、風船が下がってくる状態(*1)に使用するセリ科の柴胡(さいこ)や、キンポウゲ科の升麻(しょうま)など含む漢方薬を検討します。

他に民間療法としてクワ科のイチジクの実を乾燥した無花果(むかか)を便秘や痔、腫れ物に、お茶のように煮だして飲みます。
またイチジクの葉は無花果葉(むかかよう)と呼び、入浴剤としてお風呂に入れて、冷えや神経痛にも用います。痔や神経痛の場合にはイチジクの葉単独か、ヨモギの葉と併せて用いる方法もおススメです。
さて先ほどのイボ痔の女性は漢方の塗り薬を希望されていましたので、紫雲膏(しうんこう)をおススメしました。

原料生薬としてムラサキ科のムラサキの根の紫根(シコン)やセリ科の当帰、胡ごま油、ミツロウ、豚脂が配合された赤紫色の軟膏で、潤肌膏(ジュンキコウ)(*2)なる軟膏をもとに、江戸時代の漢方医で、世界で初めて全身麻酔による乳がんの手術を成功させた外科医でもある華岡青洲考案の塗り薬です。
患部の炎症を抑え、潤し、血の流れを良くする原料生薬の組み合わせから、イボ痔(*3)による痛みや、切れ痔(*4)の他に、火傷、湿疹、皮膚炎、あせも、ひび、あかぎれ、魚の目によく効きます。
お尻の悩みは場所柄なかなか人には相談しにくいものです。1人で悩まずに阪本漢方堂にご相談下さい。
紫雲膏 50g入 2860円
無花果(むかか):イチジクの実 500g 4100円
無花果葉(むかかよう):イチジクの葉 500g 3460円
ヨモギ 500g 3600円
(ヨモギ500gは、オンラインショップで購入可能です。それ以外は店頭、お電話等でご注文下さい。)
阪本漢方堂の四条新京極本店&西陣千本店の両店舗には女性相談員が複数いますので、女性同士の方が話しやすい方でも安心して相談頂けます。きっと相性の良い先生・相談員に出会えることでしょう。
お尻のトラブルのお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげてくださいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
価格:令和8年7月現在税込価格
*1中気下陥 *2外科正宋:ゲカセイソウ *3痔核 *4肛門裂傷