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 「軽度認知症と糖尿病&高血圧」

今回は、認知症と糖尿病や高血圧に関連した話題です。

「認知症の前段階と診断された高齢者の約3割は、5年後に認知機能が正常に戻った」

とする研究結果を九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生学分野の二宮利治教授をはじめとしたチームがまとめ、日本老年精神医学会で発表されました。

この研究は、福岡県久山町の65歳以上の住民を対象に1961年から行われている追跡調査の一環で、2012年と5年後の2017年に認知症の前段階である軽度認知症(*1)と診断された高齢者398人を対象に実施されました。正常に戻ったのが32%(*2)、軽度認知症のままが27%(*3)、認知症に移行したのは28%(*4)とのこと。(*5)

認知機能が回復した人の背景を解析すると、①糖尿病がない ②血圧が低い ③年齢が若い ④握力が強い などが挙げられ、普段の生活習慣や運動などが大切だとのこと。私自身この情報に触れ改めて養生が大切だと感じました。

糖尿病や高血圧の治療薬が出る状態は病人なので信号機で云う赤信号、その手前の黄色信号の状態から養生することがポイントになり漢方医学で云う未病を治す。「未病を治(ち)す」の考えにつながります。もちろん青信号の健康な人でも家系的に糖尿病や高血圧症の親がいる場合には、意識しておくことが大切です。

なぜなら糖尿病や高血圧は、数十年共に暮らしていると、影響を受けます。

食事においては、味付けが甘くて塩っ辛い家庭、塩分控えめの薄味の家庭、野菜をよく食べる家庭、野菜はあまり食べない家庭、外食やお惣菜中心の家庭、お肉中心の洋食の多い家庭、魚介類を中心に和食の多い家庭などそれぞれです。同様に、話し方や考え方の癖まで親子で自然と似てきたり、湿気の多い土地あるいは乾燥した土地に住んでいる違いなど、遺伝子DNAによらない環境因子によっても、糖尿病の発病するON・OFFスイッチの入り方、同様に高血圧症の発病するON・OFFスイッチの入り方に影響すると、私は考えています。

例えば血圧の数値や血糖値が気になる方の薬草として、クマザサをご紹介しましょう。

笹の葉のイラスト

クマザサはイネ科の植物で、チシマザサなどのササ属の葉を用います。「笹団子」や「ちまき」をはじめササの葉に包むと食べ物が長持ちすることで昔から用いられています。葉緑素(クロロフィル)やリグニン、多糖体の他に鉄分やカルシウムなどのミネラル、ビタミン類ではビタミンCをはじめビタミンB1やB2、ビタミンKなど含まれています。

 

パンダのイラスト(動物)

 

クマザサは胃炎や胃潰瘍、口内炎、口臭などの他に、民間療法として糖尿病や高血圧の予防として、普段ご家庭で作る麦茶や健康茶に混ぜて煮だし、自宅や職場で水分補給として飲んでいただく方法や、粉末の場合でしたら胃薬のように飲んで頂く他、ヨーグルトに混ぜて食べるなどの方法も提案できます。

阪本漢方堂で取り扱っているクマザサ関連は3種類有りまして、全て国内産です。

 

<国産>熊笹 500g

熊笹茶         

500g 2200円 (約2か月分目安)

 

 

 

本熊笹顆粒 500g

クマザサエキス末顆粒「本熊笹」 

500g 7020円 (少量タイプもあり)

 

 

 

   100%粉末(原末)   

    500g 4970円

 

糖尿病や高血圧を予防することは、軽度認知症の認知機能の改善にもつながるので、普段の生活習慣や運動が大切なことは勿論、そこに漢方の考えも加えてみてくださいね。

皆さんの周りに、認知機能や糖尿の数値、血圧が気になる方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてくださいね。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

表示価格:令和7年10月現在

*1:MCI  *2:31.9%の119人  *3:26.8%の102人

*4:27.9%の106人  *5:残り約14%はお亡くなりに

 

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