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【丑湯と薬草風呂】~桃の葉、ヨモギ、ミント他~

皆さん、こんにちは。

今年の土用の丑の日は19日(土)と7月31日(木)の二回あり、

「土用の丑の日」は何も鰻だけではありません。

皆さん「丑湯(うしゆ)」ってご存知ですか?

昔は地域によって、土用の丑の日にお風呂に入ることで病気をしない「まじない」と云われています。

それにちなんで、今朝は「丑湯と薬草風呂」について取り上げてみましょう。

 

全国の様々な温泉でも「丑湯祭り」を開催されており、

江戸時代から、夏バテ防止や疲労回復の為に、「桃の葉」を湯船に入れて湯につかる「丑湯」と云う習慣が広く親しまれていました。

桃の葉は昔から汗疹(あせも)、日焼け、湿疹、かぶれ等に薬草風呂として用いたり、ローションにも加工されたりしてきました。(*1)

 

夏場は暑いから湯船に湯を張らず、簡単にシャワーだけで済ます方も多くなると思います。

しかし日中エアコンで体が冷える方、ご家庭でも日中だけでなく、一晩中エアコンを使用することから、夏場でも冷えのご相談や関連して痛みや凝りの相談をお受けします。

 

「冷え」の程度によってシャワーの日と、湯船のお湯に浸かる日を一日おきになさるのも一つかも知れませんね。

その際に汗疹に良い「桃の葉」のお風呂や、ヨモギ風呂の時間を楽しませんか?

ヨモギは、キク科の植物で、生薬名を艾葉(がいよう)と云い、薬草として昔からよく使われています。

お灸・ヤイトに使う「もぐさ」の原料として、その他にヨモギ風呂や、ヨモギ蒸し、ヨモギローションとして体の外側から用います。

またお茶として、体の内側の冷えを改善することに用いられます。

冷えてお腹が痛む方や、お腹を温めると楽になる生理痛に、出血を止める働きから、不正出血、痔の出血などにも用います。

 

ヨモギ風呂として、家庭用のお風呂なら1回10~30gを袋につめて、浴槽にいれ、お湯を張り、少し時間をおいて色がでてから入ります。

冷えの方だけでなく、腰痛をはじめ痛み・こりの有る方・痔を患っている方などに用います。

更に阪本漢方堂ではオリジナル薬草風呂を3種類ご提案しています。

1つ目は「夏冷え風呂」でヨモギの葉を中心に、

2つ目は「ツルリンお風呂」でスギナを中心に

3つ目は「さっぱりお風呂」でミント(薄荷)を中心に、複数の薬草をブレンドしたお風呂をおすすめします

この3種類のお風呂「夏冷えお風呂」「ツルリンお風呂」「さっぱりお風呂」が入った3包セットで、660円です。(*2)

 

更に肩こり、腰痛、神経痛、リウマチでお悩みの方におススメしたい薬用入浴剤「湯の素」には、ヨモギは勿論、カミツレ(カモミール)をはじめミカンの皮:陳皮(ちんぴ)、セリ科の当帰や川宆(せんきゅう)、ミント:薄荷など、これらを細かく刻み1回分ごと袋に入っており、湯を張った湯船に入れるだけで簡単に用いられます。

お値段は10包入り2.200円、お徳用30包入り5.500円です。

 

阪本漢方堂では、お風呂の時間を楽しめる多数の薬草風呂をご提案出来ます。

皆さんのまわりに、夏の冷えのある方や、首や肩こりでお悩みの方、腰痛関節痛でお悩みの方、血流を良くしたい方などいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

 

土用の丑の日「丑湯(うしゆ)」にちなんだ話題でした。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

 

(*1)また桃の葉はお茶のように飲む場合には、湿疹の他に頭痛や関節の痛みに用いられます。

(*2)価格は令和7年7月現在税込。

 

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