今回は、話題の漢方薬：八味地黄丸について取り上げてみましょう。

八味地黄丸はテレビや新聞広告でも取り上げられており、既に飲んでいる方も随分といらっしゃるのではないでしょうか？またどうしてこれだけ話題になっているのでしょうか？人生１００年時代と云われ、健康に関心が集まっていることや、「加齢による急激な身体の機能の低下を避けたい」との思いが根底にあると考えられます。

誰でも年齢を重ねるにつれ身体の機能低下が生じます。これを漢方医学では腎虚（じんきょ）と云います。「肝腎かなめ」と云い方をするように漢方の世界でも、五臓六腑で云う「肝」「腎」系はとても大切な働きをしており、「腎」の働きでは、例えば昼間の頻尿だけでなく、夜何度もトイレに起きる夜間頻尿や排尿困難、尿漏れなど排尿トラブルの他、男性なら夜の元気・女性なら月経痛・月経過多・月経に関するトラブルなどホルモンバランス系（＊１）、歯のトラブル・身長が縮む・骨粗鬆症などカルシウム代謝系、耳鳴り・聞こえの悪さなど聴覚のトラブルなどを指します。

もう少し排尿トラブルを掘り下げてみますと、膀胱の働きも五臓六腑では「腎」の働きと同じグループとしてとらえ（＊２）、膀胱と云う袋状の筋肉の機能が低下すると、子供のころのように勢いよく飛ばせなくなる、排尿に時間が掛かる、一気に出ないで２～３度に分かれて出る、全て絞り出せない、排尿を終えジッパーを上げ身支度しているとまた染み出てくるなど、また括約筋の機能低下から尿意を感じると待った無しになるなど、お悩みをお聞きします。

その他にも視力の低下・かすみ目、耳が次第に遠くなる、舌・味覚の神経も機能低下し味が分からなくなる、腰が曲がり足腰が痛くなるなどの老化現象を腎虚（じんきょ）と考えます。現実にはこれと同時に血の巡りの悪さによる機能低下も合わさっていることが多いと感じます。

そこで対策として、この「腎」の働き・機能を低下しないように補ってくれる代表的な漢方薬が、八味地黄丸なのです。八味地黄丸は、ベースとなる六味地黄丸に薬用のシナモン・桂皮（ケイヒ）と附子を加えたものです。

生まれながらに腎の元気の素が少ない発育不良や虚弱な子供さん（＊３）や、口の渇きがあり温かい飲み物より冷たい飲み物を好む、手足が火照るタイプの大人には六味地黄丸を用います。

そのようなタイプの方でも加齢とともに手足が冷えてくるタイプになったら先ほどの温める生薬２種類を加えた八味地黄丸がよく効くようになります。

さらに八味地黄丸を飲んでいて以前は効いていたが、段々と足腰の痛みや浮腫み（むくみ）がひどくなり、効き目が悪くなってきた方にはオオバコの種子である車前子（しゃぜんし）や、ヒユ科のヒナタイノコズチの根：牛膝（ゴシツ）を八味地黄丸に加えた漢方薬（＊４）をおススメしております。

八味地黄丸の対象は、先に紹介した排尿トラブル：頻尿、夜間尿、残尿感、排尿困難、軽い尿漏れの他、足腰の痛みやシビレ、肌のかゆみ、高齢者のかすみ目、高血圧に伴う耳鳴りなどのお悩みの方々です。

しかし誰しもが八味地黄丸で良い訳ではありません。自分や家族の体調不良に適応しているかなど、迷われた場合は自己判断せずにご相談下さい。

ちなみに同じ名前の漢方薬「八味地黄丸」も、製造元や販売元が違うと、中身も違ってくる場合があります。阪本漢方堂で取り扱っています八味地黄丸は原料生薬を粉末にした原末に、蜂蜜などを加え丸薬にする方法で各社配合量も違います。それらの点から、阪本漢方堂の八味地黄丸はよく効く、安心して飲めるなどの皆様からの評価につながると、私共は考えています。既に他社の八味地黄丸を服用されている方は、一度飲み比べなさってみてください。

阪本漢方堂では、症状が良くなってこられた後も、その方の患ってきた期間に合わせて、服用する粒数（錠数）や服用する回数を徐々に減らし、最後は八味地黄丸の服用を無事卒業出来るように、服用の仕方のフォローもしています。

八味地黄丸の製法のこだわりだけでなく、服用方法や八味地黄丸がその方のお身体に合っているかどうかの確認にも重点をおいています。

また続けやすい値段設定もあります。既に八味地黄丸を１か月飲まれた方で、続けて飲まれてみようとお考えの方の場合には、お得な３個セットをおススメします。

１個（１ヶ月分）　　　５，５００円

３個セット（3か月分）１３，２００円　　３，３００円お得！

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皆さんの周りに、排尿トラブルのお悩みの方、また他社さんの八味地黄丸を既にお飲みの方がいらっしゃいましたら是非、阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

相談の出来る薬局　阪本漢方堂

価格表示：令和７年１２月現在税込価格

（＊１）内分泌系　　（＊２）腎膀胱系　　（＊３）小児　　（＊）４牛車腎気丸